初期RPGの理不尽なネーミング仕様と難易度設定

レトロなRPG好きな人に悪い人はいないと信じている。

皆、キャラクターネーミングと難易度に頭を悩ませ、乗り越えてきた同志だ。



ところで先月、Twitterではじめてアンケート機能というものを使ってみた。


ちなみにこれは、ファイナルファンタジーVIを念頭に置きながら取ったアンケートである。


かく言う僕自身は、
  • 主人公=自分の名前
  • サブキャラ=知り合いの名前
というのがRPGプレイ時の流儀。


中学生時代にファイナルファンタジーVIをプレイしていた際は、こんな設定だった。

  • ティナ…好きな女の子
  • ロック…自分
  • エドガー…友達①
  • マッシュ…友達②(ただしマッチョではない)
  • セリス…好きな女の子②
(以下略)

…プレイ後半になり、最終的にロックと結ばれるのが、ティナではなくセリスだと知った時の複雑な心境と言ったらなかった。



そもそも、昔はシステム上の制約が多く、思ったようなネーミングが出来なかった。


・ドラクエの場合は、作品によってキャラ名の自由度がかなり変わってくる。

DQIII(FC版)の場合、キャラ名が4文字(濁点含む)かつ平仮名という制限がある。
そこで、クラスメートの名前をつけるため、無理やり「●●っち」というあだ名に変換してネーミングしていったものだ。

例)ゆたか君→ゆっち

なお、ゆたか君のことを「ゆっち」なんて一度も呼んだことはない。


・ファイナルファンタジーIIの場合は、プレイヤー名が6文字。

小学生当時、僕は4文字の名前を付けたかった。
しかし、5文字以下の文字を入力したあとに「確定させるための操作方法」が取説のどこにも書かれていなかった。
かといって、スペースを入力する方法もいまいち分からない。

仕方なく、6文字の名前を無理やり考えることにした。
例)マリア(デフォルトネーム)→マリアンよっ

…当時、CMで流れていた「じゅらくよ~ん」にインスパイアされただけだ。
あれはマリリン・モンローだとずっと信じていた。


・DQIIの場合、ローレシアの王子の名前は「もょもと」だった。

というか、勝手に「もょもと」にさせられた。
当時の友達から教えてもらった「最強のふっかつのじゅもん」を入力したところ、勝手にこうなっただけだ。

確かに最強だ。素手でも余裕で勝てる。しかし、なんなんだこの名前は。
アイツめ。まったく、余計なことを吹き込んでくれたものだ。

※ちなみに、かなり後になって知ったのだが、サマルトリアの王子とムーンブルクの王女にも、任意の名前をつけることができる。


ともかく…初期のゲームというのは、こういう制限の多さがかえってプレイヤーの工夫や想像力を増幅させてくれるものだ。



ネーミングの制約のみならず、難易度設定についても現代とは比べ物にならない理不尽さがあった。


ここですべてを列挙することは到底不可能だが、DQロトシリーズだけでも難易度の恐ろしさを挙げれば枚挙にいとまがない。

  • ふらりと立ち寄った洞窟で寄り道したら、突然ドラゴンに遭遇し瞬殺される(DQI)
  • リザードフライの群れに突然ひのいきを浴びせられて瀕死(DQII)
  • ろうやのカギを持っているはずのラゴスが見つからずに数時間さまよう(DQII)
  • ロンダルキア(DQII)
  • やまたのおろちがまさかの連戦だった(DQIII)
  • バラモスゾンビの物理攻撃力(DQIII)


堀井雄二氏の作り出すゲームは、いわゆるゲームバランスが絶妙だ。

次の街まで到達するために必要な工数(適正なレベルへアップするための経験値、装備品を購入するための資金稼ぎ)が、大変絶妙なしきい値で設定されているのだ。
ゲームというのは、難しすぎてもいけないが、簡単すぎるのはもっと良くない。

そんな「堀井バランス」(ホリー・バランスではない)にある意味慣れた頃にやって来る、多少理不尽な試練。
これが主人公ひとりで散策する「地球のへそ」の無限回廊であり、バラモスのバシルーラである。
実にうまく仕組まれている。
※ロンダルキアはちょっと例外だが。



方法論も先駆者も、今やインターネット上を探せば存在する現代。
しかし、一見簡単に情報にリーチできるようになったため、「自分も成功体験を簡単にトレースできる」と思い込んでしまうのはどうかと思う。
人からもらった答えを答えと信じこむのではなく、自ら何時間も考え、悩みぬいた結果たどり着く答えの尊さを、僕は忘れないようにしたい。




P.S.
なぜかFFVIのPS版って超プレミア扱いなのね。。。↓

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