かつて僕は、坂上みきとクイズ勝負した。~アフタヌーン・ブリーズにて~

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子どものころから、テレビでクイズ番組を見かけると、チャンネルをまわす手が大体止まる。
「誰かが知らないことを知っている」という優越感に浸ることが好きな、いやらしい子どもだった。


実際、本気で「アタック25」に出てみようかとおもっていた時期もある。
でも、高学歴の学生がワンサカ「その手」の番組に出るようになって、正直冷めてしまった。
流行りだすと背を向けたくなる性分なもので…。

高校時代、みんなが「GLAY」だ「ラルク」だと熱狂していると、逆にLUNA SEAへの愛を駆り立てられたものだ。
みんなが「Mステ」だ「カウントダウンTV」だと熱狂していると、逆に「人間椅子倶楽部」を推しまくりたくなる。

…ちょっと話が逸れそうになった。このへんは以下の記事で。

***

そんなクイズ好きのぼくが、一度だけ公の場でクイズを楽しんだことがあった。


時は、2001年。
舞台は、坂上みきがかつてTOKYO FMで平日の昼間にパーソナリティを務めていた「アフタヌーン・ブリーズ」だ。
※一応ことわっておくと、北島美穂の「Sunset Breeze」ではない。

当時のぼくは、横浜の大学生。
浪人時代、仙台のFM番組にて、やたら投稿メールを読まれていたため、いい気になっていた。
(ブリグリのメンバーの前で熱いメッセージを読み上げられたり…)

「今回もいけんじゃね?」と、「今日の常識クイズ」の参加者募集に応募してみた。


メールを送って数十分後、知らない番号からの着信が。

「TOKYO FMのものですが、本日のクイズにぜひ出ていただけませんでしょうか」

…ホントに来やがった。
受けて立とう。


ちなみに、クイズが終わったら好きな曲を一曲、番組で流してくれるとのこと。
アンニュイでダークな川瀬智子を愛していたぼくなのに、流行に屈してしまったのだ…。

あろうことか、「EVERYDAY AT THE BUS STOP」(Tommy february6のデビューシングル)をリクエストしてしまったのだ。

今の図太いぼくなら、迷わず「Bye Bye Mr. Mug」をリクエストできる。
デビューシングルはデビューシングルでも、ブリグリの方ね。


***

クイズコーナーがはじまる少し前に、ふたたびスタッフから着信が来た。
カセットテープで、録音の準備もバッチリだ(ちゃっかり)。

…ついに大御所・坂上みきとの対面だ(電話越しだけど)。

声の持つチカラがハンパない。
ラジオ越しに「明るい人だな」とはおもっていたが、直接話すとなおさらパワーをダイレクトに感じる。
人を元気にさせる波動というか、周波数というか、第一線の人間とはこういうものか…といい意味で圧倒された。

たわいもない会話を少し交わし、いよいよ10問クイズの開始だ。


…ふふふ。順調だ。
出題範囲は、けさのニュースらしい。
その日は新聞もテレビも見ずにひたすらCDしか聴いていなかったが、なんとか長年のクイズ脳とカンで正答を重ねていった。

しかし、唯一誤答してしまった問題がある。

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Q:きょう、とある高校の英語(リスニング)の期末試験が中断しました。
 なにかの音がうるさかったことが原因です。なんの音?

A:……花火?

Q:ブブー!正解は「セミ」でした。
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…バカ!なんてバカなんだ俺は!
期末試験をやる時間(午前中)から、花火大会なんてやってるわけねーじゃん!

きっと、ふつうにリスナーとしてこのクイズを耳にしていたら、すぐに「セミ」と答えられたはずだ。
生放送には、魔物が棲んでいる。つくづく、身をもって思い知った。

さいご、坂上さんの温かいことばには癒されたものの、そのあとは放心状態。
ひとり、ボーっとTommyの歌声を聴いていた…。


***

そろそろ40歳になる。
不惑を迎えたら、きっと坂上さんを目の前にしてもテンパることはない、はず。

また機会があればラジオに出演したい。こんどはきっと、うまくやれる。


P.S.
秀島史香さんとも、ぜひ話してみたい。
「GROOVE LINE」もよく聴いていたっけ。
テラスモール湘南とかで、ばったり会わないかな(妄想)。


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