ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004 ~椿屋民生スピッツ6の記憶~

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本業のほうがものすごくchaosなことになっていたため、20日間も何も書いていなかった。
あかん。これじゃ「自称・音楽ブログ」の名が廃る。

ということで…ライブにも自由に行けなくなってしまったこのご時世。
40年弱の人生でたった一度だけ行ったことのあるフェス、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」のレポートを書いてみた。

それは「2ステージ制」最後の年となる、2004年のことだ。


*****

2004年当時、僕は23歳。
寂空(@SyamisenistJack)氏と多くの時間を過ごしていた。

ふと、「今年はどっかのフェスに行きたいね」という話になった。

一緒にライブハウスやホールはもちろん何度も通い詰めていたが、お互い「フェス」というものは未体験ゾーンだった。

…正直言って、当時の僕はフェスに対して積極的になれなかった。
今思えばばかばかしい話だが、「夏だから暑くてしんどい」「それほど観たくないアーティストも出演する」「チケットが高い」という、ネガティブなイメージが先行していたからだ。

ただし、この年は敬愛するあのスピッツが出演するという。
…これだけでも、じゅうぶんに観に行く価値があると感じたわけだ。

目指すは、3日目のチケットの入手だ。


チケットの一般受付日。
受付開始時刻ぴったりに、何十コール電話をかけまくったことか。
…僕たちは、なんとか2枚のチケットを手に入れた。


*****

2004年8月8日。


勝田駅など、当然行ったことがない。どれだけの距離があるのかも知らない。

とにかく早朝に寂空氏と辻堂駅で待ち合わせ、ひたすら鈍行でひたちなかを目指した。
なんと、3時間以上かかった。


道中、どうやって時間をつぶしたのだろうか。記憶が全くない。
iPodもスマホも持っていなかった当時のことだから、車窓から見える景色を見ながら、ひたすら話し込んでいたのだろう。

ビールも一本くらいは飲んだだろうか。
とにかく、高揚感だけで3時間を乗り切った気がする。


*****

勝田駅に降り立ち、ひたち海浜公園へ向かった。

LAKE STAGEでは、ちょうど椿屋四重奏がパフォーマンスをはじめていたところだった。


…なんじゃ!この大和言葉全開の3ピースバンドは?
音像もめちゃくちゃツボだった。
激しくうねるベースと尖ったストラト。そして妖しいメロディライン。

THE YELLOW MONKEYが7月に解散を発表した直後の、僕の傷心を癒してくれるようだ。

中盤に披露された「かたはらに」
先ほどまでとは打って変わって、優しいアルペジオが夏の青空に溶けていく。


あっという間のパフォーマンスが終了した直後から、僕らは椿屋の「艶ロック」の虜になっていた。
もちろん、帰宅後すぐに彼らの最新アルバム「深紅なる肖像」を購入した。

翌年の春は、SHIBUYA-AXにて彼らのワンマンライブをがっつりと堪能することとなる。

※なお、超どうでもいいが…僕は長年使っているGmailのアドレスの中に「tsuya69」の文字を含ませている。


1. 群青
2. 成れの果て
3. 硝子玉
4. かたはらに
5. 舌足らず
6. 空中分解
7. 小春日和

*****

今回の大きな目的のひとつは、奥田民生であった。

ランチを調達しつつGRASS STAGEへ移動した。
想像を超えるデカイステージだった。

イージュー☆ライダー」の大合唱が、こんなに気持ちイイものだとは知らなった。

その場にいる全員が、当然のようにサビを知っている。まるでドラえもんかサザエさんの主題歌のように。
ありったけの声で「僕らは自由を」叫んでいた。

ちなみに、この直前に演奏された「人ばっか」という曲も憎い。
ユニコーン時代の名曲の歌詞がみごとにつながっているのだから、ニヤニヤせずにはいられない。


*****

そのまま、僕たちはGRASS STAGEでスピッツの4人を待ち構えた。

緑色のキャップをかぶるマサムネ氏。今日も少年か。


夏にはやっぱり、ビールと枝豆、そして「涙がキラリ☆」が合う。
少し傾きかけた日光を浴びながら、「二度と戻らないこの時を焼き付ける」。


このあと、なんか聞いたことがある曲をいきなりカバーしはじめた。
ん?…あ!「モニカ」じゃん!吉川じゃん!!

正直言って世代ではないが、スピッツテイストで味付けされたら何でもおいしくいただけることが分かった。


シングルになっていない曲もしっかり披露してくれるところがさすがである。
僕は大衆に迎合せず、ちゃんと「アルバムの曲」もこういう場で演奏できるアーティストが好きだ。

たとえば、実は地味だけどメロディラインがグッとくる「ハヤテ」
「日曜日」も、実はノレる曲なのだ。今のこなれた歌声もまた良き。

最後はしっかり「空も飛べるはず」で、優しくアツく締めてくれた。


セトリを調べたら、こんな感じ。

1.メモリーズ・カスタム
2.涙がキラリ☆
3.モニカ(吉川晃司)
4.俺のすべて
5.愛のことば
6.ハヤテ
7.スターゲイザー
8.日曜日
9.8823
10.夢追い虫
11.空も飛べるはず


*****

僕の旅の目的はほぼ果たした。
…と、思っていたが、最後の最後にLAKE STAGEにてHAWAIIAN6に度肝を抜かれた。

彼らのことはそれまでほとんど知らなったが、一曲目の「Magic」で完全に「乗せられた」。
ラストの「Flower」まで、捨て曲ナシで盛り上がった。

このフェスの後しばらく、HAWAIIAN6をはじめ、HOLSTEINなどのメロコアにはまった。


あれから16年。
いろいろなタイミングが合わず、フェスに行けていない。
娘も大きくなってきたので、そろそろチケットでも取ってみようか。
…と思ったら、新型コロナウイルスが邪魔をしている。


2020年ははじめて中止となったROCK IN JAPAN。
来年こそは。

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