拝啓、森田成一様&青木まゆこ様 ~わが青春のFF10~

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新型コロナウイルスが世界を震撼させている今、改めてゲームの大切さを思う。
自宅にいながらにして、ワクワクとした気持ちになれるコンテンツ。
僕にとってそれは音楽と同じく、尊いものだ。


先日、「全ファイナルファンタジー大投票」を観た。


ファイナルファンタジー全作品のタイトル、キャラクター、ボス&召喚獣、BGMに至るまでファン投票でランキングをつけてしまおう…という、ファンにはたまらない企画だ。

個人的にはFF6、9、10を推していたが、やはりFF10がもっとも多くの票を集めた。
キャラクター部門においても、ユウナが2位、ティーダが7位にランクイン。

ネタバレは好きではないためあえて詳しくは書かないが…PlayStation2で描かれる主人公たちの悲しい運命に立ち向かう姿に、20歳そこそこだった僕は涙したものだ。
ゲームで泣いた経験は、このFF10が初めてだった。
涙もろくなった僕は、その後、CCFF7や、ポポロクロイス物語でも涙腺崩壊することとなる。


…プレイヤーキャラそれぞれが、自分のトラウマや運命と闘い、最終的に乗り越え、折り合いをつけていく。
このあたりのキャラごとのシナリオの描き方はFF6のほうが秀逸だが、FF10も決して引けは取らないと思っている。
いまだに「ザナルカンドにて」(オープニング曲)を聴くたびに、冒険の記憶が蘇る。

※もっとも、クリア後は修行のようなやり込みの日々が待っていたのだが。
「最強の武器」を手に入れるため、ひたすら落雷を避けつづけるイベントがあるのだが…本当に辛かった。


そんな数々の思い出を与えてくれたFF10が発売された後、東京ゲームショウへ友人と行くことになった。
最終日、朝からほぼすべてのブースを回り切り、終了30分前となった。

「スクエニのブースにもう一度行ってみない?」
友人からの提案に僕は乗った。
日中は人が殺到しまくっており、とてもグッズなど買える状態ではなかったからだ。


ブースに行くと、人はまったくいなかった。
軽い気持ちでグッズ売り場を観に行くと、目を疑う光景が。
なんと、森田成一さん(ティーダ役)と青木まゆこさん(ユウナ役)が、売り子をやっているではないか!


顔をちゃんと拝見するのは初めてだったが、まとっている雰囲気がまさにティーダ&ユウナ。
一瞬で状況を理解した男ふたりは、すかさず声をかけた。

何を話したか、正直あまり覚えていない。
とにかく「感動しました」とか「ありがとうございました」とか、ベタなセリフしか出てこなかったように思う。

テンパった学生二人組(僕たち)に対して、嬉しいことに、森田さんと青木さんのほうから握手を求めてくれた。
「プレイしてくださって本当にありがとうございました!」と。
お礼を言わなければならないのは、こちらの方だ。


もう、これは何かグッズを買わなければならない雰囲気となってしまった。
僕は青木さんが勧めるがままに、トンベリのぬいぐるみを購入した。
学生の僕にはけっこう痛い出費だったが、あの素敵な笑顔で勧められたら断れるはずがない。

しかし今思えば、トンベリなんてFF10ではちょい役中のちょい役。
なんてチョイスだ!

とにかく、素敵な出会いに感謝し、トンベリを抱えながら僕らは家路についた。


それ以来、森田さんの活躍ぶりを耳にすると、やっぱり嬉しい。
「BLEACH」の黒崎一護役でブレイクし、最近では「キングダム」の信や、「ドラゴンボール超」のウィス役で芸の幅を見せつけてくれている。
青木さんは残念ながら芸能活動をおやめになっているようだが、「ディシディア」の新タイトルがリリースされるたび、声が聴けるのが楽しみだったりする。


最後に、ユウナの残した名言を。
ひとつだけお願いがあります。
いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから……
思い出してください。
思い出すこと。
これは地球上の生物の中で、おそらく人間だけに許された特権ではないだろうか。


P.S.
実は、森田さん&青木さんと話し込んでいるそばで、野村哲也氏(プロデューサー)が誰かと立ち話していた。
さすがに話しかける勇気はなかったけど。

アノ人は、服装ですぐ誰か分かる。
自分がデザインしたキャラと同じような格好をしているから。
ティーダとかソラ(「キングダムハーツ」シリーズ)とかね。


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