fra-foaとの出会いと三上ちさことの再会

時は西暦2000年。
僕はfra-foaというバンドを知った。


当時、僕は大学受験に失敗し、地元である青森を離れ、仙台の予備校に通いはじめていた。

二畳半の狭い学生寮での唯一の楽しみといえば、地元から持ってきた小さいCDラジカセ。

古本屋で買いあさったCDと、Date Fm(宮城のローカルFM局)のラジオ番組。
正直、勉強そっちのけで聴きまくっていた。


…そんな時、スピーカーから恐ろしい曲が流れ出した。
忘れもしない、fra-foaの「青白い月」。

静から動への振れ幅が心地よい曲だった。
幼い頃、兄を亡くしたという三上ちさこ(Vo)の体験が色濃く反映された歌詞を乗せ、ゆっくりと展開するAメロ。
そしてサビで一気に爆発する激情。
まるで目の前でライブを見せつけられているかのような感覚に襲われた。

早速、アルバム「宙の淵」を手に入れ、エンドレスで聴き続けた。

ギター(レスポール一本)、ベース、ドラムというバンドの最小単位となる構成。
シンプルな分、「間」と空気感を感じる。ラジオで聴いた時と同じく、「その場に居合わせている感覚」になる。


横浜の大学に入り、二年ほど経った頃だっただろうか。
東北大学に通っていたマッキー(ベーシスト。彼が何者かは他記事をご覧ください)から、「東北大の学園祭にfra-foaが来る」との連絡をもらった。

fra-foaは、そもそもメンバー全員が東北大出身。そういう縁もあってか、学園祭で単独ライブを開催することになったようだ。


まずはマッキー自身が組んでいたコピーバンドたち(JUDY&MARYやB'z)を見て、テンションを高めていった。
※余談だが、僕が高校時代に作った曲も一曲カバーしてくれた。女性ボーカルで聴く自分の曲は新鮮だった。

そしていよいよ、fra-fraのパフォーマンス。
やはり…凄かった。
「凄み」という言葉が一番しっくり来る。
容赦なく三上ちさこの歌が襲いかかってくる。僕は終始息を呑んでいた。


2005年にfra-foaは解散してしまう。

残念ながら、訳あって当時持っていたCDのほとんどはMDに焼き、処分してしまった。
MDデッキが故障してしまってからは、僕は彼らのことを学生時代の思い出と共に封印していた。


だが、先日Twitterでフォローさせてもらっている方から、MDデッキを譲っていただくことになった。
しまいこんだMDを再生し続け…僕は再びfra-foaの音と再会した。


ふと、最近の三上ちさこの活動が気になった。
インターネット検索してみたところ、なんと13年ぶりにソロ活動を再開していたことを知った。

あと数日早く気づいていたら、近所のイオンスタイルで行われたインストアライブに間に合った…残念!


今年の五月に、下北沢Shelterで2daysライブを開催するらしい。
初日はfra-foa時代の曲限定、二日目はソロ活動時代の曲限定のセットリストとのこと。
下北沢も三上ちさこも、だいぶ久しぶりとなるが…足を運んでみようかな。


※アレンジ違いも良き。


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